ケイト・グリーナウェイ


Kate GREENAWAY (1846 - 1901

グリーナウェイは1846年3月17日、ロンドンのホクストンに生まれました。

1878年に絵本『 窓の下で 』を出版すると繊細な画風が評判を呼び、大ベストセラーとなります。その2年後に発表された愛唱歌集『 子どもの一日 』によりさらに広く知られるようになり、絵本ばかりでなくバースデイブックやアルマナック(暦)の挿絵、『 マザー・グース 』『 リトル・アン 』『 マリーゴールド・ガーデン 』『 ハメルンの笛吹き 』など数々の名作を発表し、絵本史上、最大の人気作家となりました。グリーナウェイは、子供たちの姿やイギリスのきちんと整った庭を非常に緻密に描いたことで、人びとに好まれました。とくに子供たちの服装は彼女自身の考案で、のちに“グリーナウェイ・ファッション”と呼ばれるほどの人気でした。

1955年、イギリス図書館協会は、イギリスの子供の本の優れた挿絵に毎年与える賞に、彼女の名前を選び、ケイト・グリーナウェイ賞を創設しました。

 

収蔵作品の一部を以下にご紹介します。

 


挿画

『窓の下で』 - Under the Window -

 

『窓の下で』は、それまで細々と絵葉書などのイラストを描いていたグリーナウェイの水彩画を、彼女の父の友人である木版画家エドマンド・エヴァンズが木版画に置き換え出版されたグリーナウェイ初の絵本作品です。爆発的な人気を博したこの絵本はたちまち評判を呼び、美術評論家ジョン・ラスキンが認め彼女を引き立てました。本作は1ページごとに彼女が書き溜めてきた短い詩と効果的な余白を取り入れ、古風で繊細な木口木版による絵が配置されています。色別に彫られた版木を重ねているため、色の重なる部分は非常に豊かな味わいがあり、その柔らかな色合いや百年以上の年月を経た古書としての風合いは、復刻版では決して味わえないものとなっています。図柄は「遊ぶ子供」「鳥や花を中心とした自然」「緻密で優美な装飾」というグリーナウェイならではの特徴が、この時すでに確立されていることがうかがえます。

 

技  法:木口木版

制作年:1879年

出  版:F.ウォーン&サンズ出版(ロンドン)

 

ケイト・グリーナウェイ 窓の下で Under the window

ケイト・グリーナウェイ 窓の下で
ケイト・グリーナウェイ 窓の下で
ケイト・グリーナウェイ 窓の下で
ケイト・グリーナウェイ 窓の下で

ケイト・グリーナウェイ 窓の下で
ケイト・グリーナウェイ 窓の下で
ケイト・グリーナウェイ 窓の下で
ケイト・グリーナウェイ 窓の下で

☆ブログでも詳しくご紹介しております。

ケイト・グリーナウェイ「窓の下で」のご紹介

『子供の一日』 - A Day in a Child's Life -

 

1881年、G.ラウトリッジ&サンズ出版(NY)やF.ウォーン出版(ロンドン)より刊行されたマイルズ・B・フォスター作曲の愛唱歌集で、ケイト・グリーナウェイが挿絵を担当しました。収められた9篇の楽譜すべてに、人物のいる情景が入れられ、その周囲は四季折々の花や植物模様で装飾されています。砂利道や美しく整えられた花壇、格子垣、装飾的に刈り込まれた庭木、切妻屋根、リボン状に結ばれた野花のアーチなど、画面の隅々にまで心配りのある秀作です。対象に対する深い理解や、ひとつひとつの歌を生かすことを考えながらデザインするグリーナウェイの熱心な仕事ぶりが伝わってくる作品集となっています。

 

技  法:木口木版

制作年:1881年

著  者:マイルズ・B・フォスター

  

23×18cmです。
23×18cmです。

ケイト・グリーナウェイ 子供の一日
ケイト・グリーナウェイ 子供の一日
ケイト・グリーナウェイ 子供の一日
ケイト・グリーナウェイ 子供の一日

ケイト・グリーナウェイ 子供の一日
ケイト・グリーナウェイ 子供の一日
ケイト・グリーナウェイ 子供の一日
ケイト・グリーナウェイ 子供の一日

『マザーグース』 - Mother Goose -

英語の伝承童謡(Nursery Rhymes)を総称して、マザー・グースと呼ばれています。マザー・グースは絵本の歴史のはじめからABC絵本とともに、数多く出版されてきました。本書の初版は1881年にラウトレッジ(Routledge)社から刊行され、6万6000部印刷したという記録が残っており、もっとも数多く愛読されたマザー・グース本といえます。

本書は、世紀末に版元がフレデリック・ウォーン社に変わっての新版で、その際に現在の表紙に変わりました。以来、ケイトの『マザー・グース』は、今もこの表紙でフレデリック・ウォーン社から出版され続けています。

 

技  法:木口木版

制作年 :1910年頃

制  作:E.エヴァンス工房(ロンドン)

出  版:F.ウォーン出版(ロンドン)

 

ずっと愛されている表紙
ずっと愛されている表紙

ケイト・グリーナウェイ マザーグース
ケイト・グリーナウェイ マザーグース
ケイト・グリーナウェイ マザーグース
ケイト・グリーナウェイ マザーグース

『アルマナック』 - Almanach -

 

日本語で「暦」を意味するAlmanach(英:Almanack)は、手のひらサイズのカレンダー本です。暦としての実用性もさることながら、ケイトのミニチュア画が楽しめるものとして人気シリーズとなりました。アメリカ、フランス、ドイツでも同時刊行されています。1頁に1か月の暦と絵が入れられ、前24頁仕立てになっています。1883年に最初のアルマナックが刊行され、以後14年間にわたって判型、頁数、内容、コンセプトが殆ど変更なく刊行されました。

 

技法  :木口木版

制作年 :1883-1897年

サイズ :10×7.5cm

 

ケイト・グリーナウェイ アルマナック
左から1883年、93年、90年、91年、92年

1883年

ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1883年
表紙
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1883年
口絵
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1883年
2月
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1883年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1883年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1883年

1890年

ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1890年
表紙
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1890年
裏表紙
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1890年
6月
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1890年
12月
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1890年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1890年

1891年

ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1891年
口絵
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1891年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1891年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1891年

1892年

ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1892年
口絵
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1892年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1892年
6月
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1892年
7月
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1892年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1892年
10月

1893年

ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1893年
扉絵
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1893年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1893年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1893年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1893年
ケイト・グリーナウェイ アルマナック 1893年


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